「誰かの役に立てている」その感覚が、今の私を支えている
病気休職中や退職後の今、私にとってもっともありがたいのは人に必要とされたり、頼りにされたりすること。
こんな自分でも、誰かの役に立てている…!という気持ちになれるからです。
自己肯定感がゼロに。新婚なのに未来を悲観した日々
自己肯定感が限りなく下がっていた病気休職中は、「自分なんて何をやってもダメだ。だってみんなが普通にできている教員という仕事ができないのだから。」と全てにおいて後ろ向きに考えて、新婚当初なのにも関わらず未来を悲観的に考えていました。
周囲には、「新婚なんて人生で一番楽しい、幸せなときだよね〜」「仕事がなくてもプライベートが大事だし、楽しまないともったいないよ」なんて言われるのに、自分はなにも楽しくない。
だってこれから結婚式や引っ越しにお金だってたくさんかかるのに、職がない…むしろこんな状態の私と結婚した夫を不幸にしているのでは?とまた自己嫌悪に陥る日々…
人には「たかだか仕事がなくなったところで」と言われても、仕事がそれまで生活の中心だった私にとっては、「どう前向きに考えようとしたって無理!!!!!」という状態でした。
私を救ったのは、姪のお世話という「役割」だった
でも、そんなときに救いとなったのは、姪のお世話です。私には、保育園に通う姪が2人います。
姪の母親である私の姉は、正社員として働いているので、保育園に毎日17時に迎えに行きます。帰宅後は怒涛のお風呂に入れ、夕ご飯の準備をし、食べさせて片付け、そのあと洗濯を干し、一緒に遊んでから寝かしつけ…
自分が教員として働いていたときは、その様子を見る機会もなかったので、初めて手伝いに行ったときには、その忙しさに驚きました。しかも、ほとんど毎日ワンオペ!これを自分も疲れている仕事後にするなんて…!
だから、私が週に何回かでも遊びに行って、お風呂あがりに服を着せたり、食事のときに横に座って見守ったり、一緒に折り紙をして遊んだり、布団を敷いてあげたりするだけでも、とても感謝されました。私としても、家でじっとしていると、余計なことばかり考えてしまうので、何か集中できることがあって、さらに人に感謝までしてもらえるというのは、願ってもないありがたいことでした。
姪も私に懐いてくれ、自宅に帰ろうとするときには、「まだ帰らないで!朝までいて!」と…
もう叔母としては、そんなことを言ってくれるなら本望です(笑)何なら、次に行くときにはお菓子でも買って行こうか?と貢ぎたくなってしまいます。
仕事を辞めてよかった。初めて心からそう思えた瞬間
お世話をして、感謝してもらえたときだけは、姉の役に立てているのなら、「仕事を辞めてよかったのかもなんて」思えました。辞めていなかったら、自分のことでいっぱいいっぱいで、姪が小さい今だけの瞬間を一緒に過ごせることもなかったわけだから。
そう思うと、「人生ってすごく長いなあ。早く定年退職後の暮らしが来ないかなあ。」なんて
いつも考えていましたが、そんなの勿体なさすぎますよね!!!
しかも、子供が小さいのなんて今だけ思えば、人生って全然長くない。
自分の選択を人から認められる、必要とされることでよかったんだと思うのではなく、自分でこれでよかったと思えるように今後は人生を歩んで行かなくちゃだな〜という気持ちに段々となってきました。
まとめ:自分の選択を、自分で肯定できる生き方へ
自分のことを励まし、さらには必要としてくれ、感謝してくれる家族がいることを忘れずに、これからも大切にしていきます。まずは、夫のために美味しい料理が作れるようになろう!
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