あなたの涙、高すぎるプライドのせい?大人のピアノで「できない自分」に泣きそうになった私が気づいたこと

趣味

「あのとき続けていれば…」後悔した子供時代の習い事

これといった趣味が見つからない私は、ピアノを習い始めることにしました。大人になっての習いごと、スタート!

私は今思うと本当にありがたいことに、幼い頃にピアノ・スイミング・習字などの習いごとをさせてもらっていました。が!どれも根性がないのか続かず…上の兄弟がしていた流れでいつも始めるですが、兄弟の中で最後に入会するのにまさかの最初に退会するという(笑)

両親も私が末っ子ということもあり、長子のような期待をかけられることもなく、辞めたいなら辞めな〜ぐらいのスタンスでした。

大人になって、ましてや教員という職業を選択したときには、あのときにちゃんと続けていれば…きっと今頃役に立ったはずなのに!!!と何度思ったことか(笑)

でも、あのとき両親に無理やり行かされていたとしても、大して身にはなっていなかったと思います。

やっぱり何をするにも、本人のやる気って大事ですよね!

教員時代は「子供のやる気を引き出すために」とか「子供主体の授業とか」奮闘していましたが、何がきっかけでやる気になるのかって本人にも不確かなところがあるし、どんなに周囲が働きかけてもダメなときってあるよな〜と。(逆に働きかけない方がいいこともあったりとか)

「他人は変えられない。変われるのは自分だけ。」「変えられないことに悩んでも仕方ない。」とよく聞きますが、簡単にはコントロールなどできない子供たちのことで、こちらの頑張り次第で必ず返ってくるとも限らない中で(そもそもどういう基準で返ってきたといえるか)、だんだんと燃え尽き症候群的な気持ちになっていったのかもしれません。

きっかけは、50代でサックスを始めた校長先生の話

話を戻しまして、大人の習いごとについて!印象的だった話があります。

大学生の時に講師としてきてくれた50代後半の校長先生の話です。その方は50代になってから、サックスを習い始めたと言っていました。

楽器経験などはそれまでなかったので、毎回先生に怒られる!(音楽家なのでこだわりがあって、熱心に指導してくださるようですが)と。「私はこの時点で、なんでお金払って嫌な思いをするんだ。」とか思ってしまっていましたが…

その方は「この歳や立場になって怒られることがないから、そんなに怒ってくれるのが貴重な機会で、自分のためにそこまで熱く指導してくれるなんてありがたくて…その代わりたまーに褒めてもらえたときには、とってもうれしい」なんて話をしていたことを思い出しました。

しかし、今思うと、校長先生という立場でそんな風に客観的に自分を見られる人間性と忖度なしに何でも自分のために教えてくれる先生のありがたさというのは少しわかる気がするな…と

その話を思い出し、ちょうど私は趣味を探しているところなので、なにか習いごろでも始めよう!と。

と思っていたら、たまたま母のお友達で(何かしようと思った時にそういう話がやってくる偶然が本当にすごい)、音楽の先生を退職し、自宅でピアノレッスンをしている方がいるというので、お願いしました。

とりあえず、お試しで2ヶ月間6回のレッスンです。今日がレッスンの初回でした。

初レッスンで涙…「できない自分」と向き合うということ

今日の感想は、とにかく先生がエネルギッシュ!!!そして70歳近くになるのに、こんなに話せる!?というぐらい生き継ぐ間も無く、楽しいお話をしてくれます。1回45分のレッスンと事前に言われていましたが、実質20分は先生のお話、30分はレッスン、10分は歌を歌う時間とトータル60分ほど!

合唱の大家なので、歌もやろうよ〜と言われ、「まっかな秋」を大合唱してきました(笑)

教員をしていたのに、恥ずかしいぐらい音楽についての知識は皆無で…座り方や音の出し方、譜面の読み方から丁寧に指導していただきました。「え、こんなことも知らないの?」と先生は内心で思ったかもしれませんが…(私の被害妄想かも)

でも、誠意いっぱいやっているのに、改めて自分がこんなこともできないと感じる場面もあって、少し涙が出そうになりました。

そこまで悲しいや悔しいがあるわけでもないのに、自分が思うように時折涙が出てきてしまいそうになることが大人になってもあるところが自分の中でも悩みです。そういう姿を見せると、周囲を気にさせてしまうし、「大人なのに…涙目になるなんて」と思われている…とさらに自分を責めてしまいます。

どうしてそうなってしまうのか原因を考えると、「プライドが高いのかな〜自分を過大評価しすぎ?」と思ったり、「できないとダメ!」と自分を追い込みすぎているのかなと思ったり。

頭では、できなくて当たり前!そのために習いに行ってるのだから。と思うのですが、小さい頃からわりとそうだったので、改善するのはすぐには難しそうです。

今日のピアノの先生にも気遣われ、母にも連絡がいってしまい、さらに自己嫌悪に…もう恥ずかしくて、次回からは不登校かも(笑)なんて思いました。

夫の一言で変わった視点「これも仕事への練習だ」

ですが、夫にも「民間で就職する場合には、わりと職場の人から指摘されることも多くなると思うから、それに向けても練習だと思えばいいんじゃない?」と言われたので、自分の直したいところに気づけて、改善できるチャンスなのかもしれない!と捉えて、最低でも2ヶ月間は頑張ります!

ピアノの技術以上に自分自身と向き合うことのできる習いごとになりそうです。

とりあえず、お家でも練習用に本をお借りしたので寝る前に読んで勉強したいと思います!

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